本を読むと立派な大人になれません

本棚コオロギ

2012年07月10日 23:10

知識と教養を蓄えるためには、本をたくさん読むのがよろしい。
読書を習慣付けようと、学校では「朝の読書運動」を推進中。
子どもたちには、ぜひ読み聞かせをしてあげましょう。

「そんなことをしたら、ろくな人間に育たない」
そう主張する青年に、新しい店の設計を依頼しています。

どうして彼に新しい本棚コオロギを任せるのか、それは
彼の手がける建築が気に入ったから、では必ずしもありません。
(だって家には軒が必要と思うのですが、彼は「たとえ必要でも付けたくないのだ」と言うのです)

彼は本の手触りだけで出版社を当てる、
利き酒師ならぬ、利き本師。

本を読むとロクな人にならないのか、
ロクな人でないから本を読むのか、
どちらが先かは分かりませんが、
彼の主張を耳にすると、本人を目の前に深く納得するのです。

新進気鋭の一級建築士、
岡田光彦〈岡田光彦建築設計事務所〉
本を愛し、本を憎む、3●歳。(忘れた)


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